• 小宮山剛

「第1回積読読書会」にご参加いただきありがとうございます!

3月27日、仏滅。禁じられた遊び・・・でもなんでもない、お気楽で「みんなが気持ちよくなれる」ことを信条とした、本を愛でる者たちの宴(Utage!)がオンラインで催されました。




確かめあったのは「本、積んだっていいんだよね?」という連帯感、あるいは開き直り。時として訪れる「もしかしたら私にも読めるかもしれない」という微かな希望や「次回の積読読書会までに読みきりたい」という奇跡にも似た尊い覚悟。それらは雪の下から顔を出すフキノトウのように小さなものだったけれど、僕たちみんなの心地よい活力となりました。


当初「4~5人」の御参加を想定して組んだこの企画でしたが、気づけばお申し込みをいただいた人数は10人に!仕事場から参加するもよし、お風呂上りにご自宅から「のどごし生」で喉を鳴らしながら参加するもよし、猫よし、キッズよし、の種々多様な皆々様。本当に楽しい時間をご一緒させていただきました!


今回残念ながらご都合つかずご参加いただけなかった、「忘れてた!」な方々は、4月末(早速日程調整中)に催されます第2回積読読書会へどうぞご参加くださいませ!



↑会の終盤、お持ちよりいただいた積読と一緒に記念撮影。積読を紹介しあってちょっと(15分間)読んでみただけなのですが、大きな桎梏を取り払ったかのように爽快な笑顔に満ち満ちています。誰一人として手に持っている本を完読していないというのにこの笑顔!積読読書会とはかなり幸福なものに違いありませんね。


以下、皆さまにお持ち寄り頂いた栄えある積読たちと、積読家(呼称については後ほどまた色々と…)たちが集うことで判明したいくつかの些細な事実を少しばかりご紹介いたしましょう・・・。



◇集められた積読本(精鋭)たち


全国津々浦々からこんな「あやしい」会にご参加されるだけあって、筋金入りの積読家様も参加された第1回積読読書会。たしか一番長かった積読様は「40年もの」という、えぇ…もうヴィンテージ・ワインじゃん…。そんな世界でした。


もちろん気軽な積読だって立派な積読であって、一冊でも積まれた瞬間にそれは積読と化すのです。皆さまと積読さんとの出会いについては「恩師の紹介」「Twitterでたまたま」「駅の売店で買った」などなど実に様々。偶然性の連続で出会いがあった本たちがまたこうして一夜のオンライン会合に寄せられたということに、神龍でも呼び出してしまいそうな奇蹟的邂逅を感じたのは私だけではないでしょう。。。


それでは、ちょっとタイトルも見てまいりましょう(紹介された順。各本へのリンク付き記事は小宮山noteにてご覧ください)。


・「福」に憑かれた男 (サンマーク文庫) ・死霊(1) (講談社文芸文庫) ・創竜伝 文庫 1~13巻 完結セット (講談社文庫) ・春になりては…椎葉物語 ・椎葉問わず語りの記 ・ナイトメア・アリー 悪夢小路 ・積読こそが完全な読書術である ・スイス人銀行家の教え―お金と幸せの知恵を学ぶ12のレッスン ・自分の仕事をつくる

・・・まさに「精鋭ぞろい」です。


『積読こそが完全な読書術である』に至ってはもうネタとしか考えられないほどに完璧な選書でして、この会の存在意義を高らかに宣言してくれたような一冊でした!


ちなみに私小宮山からは、Twitterで「民俗学」のハッシュタグをつけてつぶやいていたらたまたま作者様からご反応をいただいたこの1冊をご紹介。まさに「第1回積読読書会」で紹介するがために温めていた積読様です。


・うつせみ屋奇譚 妖しのお宿と消えた浮世絵 (角川文庫)

それぞれの本についてどんなことが語られたかは、参加者の皆さんの爽快な笑顔からご推察いただくとして、以下の記述には「積読家がそろうと発生する出来事」を少し書き留めておきたいと思います。


◇積読家がそろうと発生する出来事


・本棚自体が積読仕様

これは参加者さんのうちお二人が「その棚は・・・」と共鳴されたことで判明したのですが、恐ろしいことに、積読家の方の中には「そもそも本棚に本を立てて置かない」(平積みにする)という方がいらっしゃることが判明しました。


※こんな感じ↓

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC-%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E4%BB%98-%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4-%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%83%E3%82%8C-%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97/dp/B07F659GFF/ref=sr_1_50?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E7%A9%8D%E8%AA%AD%E7%94%A8%E6%9C%AC%E6%A3%9A&qid=1616920649&sr=8-50



・「読了とは何か?」を語り始めてしまう

やはり『積読こそが完全な読書術である』が持ち出されたときに発生した事案なのですが「本は果たして読まれるためにあるのか?」であるとか、「読了とは何か?」という至極当然と思われる概念が再定義されようとしていました。でもこういう問いって「本ってなんだろう」とか「本って愛しいよね」という心持を新たにするにはとてもいいものだったと思います。


「全てを記憶したら」読了なのか?記憶とは脳になされるものなのか、デジタル媒体への記録でもよいのか?本を購入するという要件は読了に欠かせないのか?ということは図書館の本を読んでも読了にはならないのか?あるいは「所有こそが読了なのか」・・・?話は尽きません!


・話題が気持ちいい

これは日頃のオンライン会議慣れ等の要素があるかもしれませんが、また積読という共通テーマに惹かれて集まっているので当然かもしれませんが、参加者さんみんなの話題振り、コメントがとても気持ちいいものだったように思います。


他人様を否定したりネガティヴ・攻撃的な発言がここまで無い(しかもほぼ全員初対面で…!)議論の場というのはなかなか珍しいように思います。これは一重にご参加いただきました皆さまの人徳であると同時に、まさに「本を積むとは徳を積むことである」ことの証左であると言えるでしょう。


積読こそが世界平和の決め手になるのかもしれません・・・。いえ冗談はさておき、本当に魅力的な方々にお集まりいただきました。第2回以降もきっと、素敵な方々にお集まりいただける気がしております!


◇では、私たちは誰なのか?

素敵な会だったことに間違いない「第1回積読読書会」。またぜひ第2回以降もよろしくお願い申し上げます。


こうして回を重ねていくとなると、気にかかるのは「積読を楽しむ者は何であるのか」ということです。世間では積読をする方に関して様々な呼び方があるようで・・・。


Case1:積読人(つんどくじんorつんどきんちゅ)


Case2:ツンドキスト(タ)/tundokisto(ta)


Case3:積読家(つんどくか)=tsundocker=(とりあえず)積んどくか


・・・など、など。他にも色んな呼び方がありそうです。


個人的には「積読家」を響きとして英語解釈すれば‘tsundocker’となり、そこに「波止場」であるとか「切り詰める人」という意味あいを見出せるということ、また「積んどくか」という「半ば諦観、半ば未来への希望」という解釈も成り立つことがとても良い感じだと思います。


次回以降、もしよろしければ「積読する人」のネーミングなんかも考えられたらいいですね!


・・・・・


報告文なので端的にしよう・・・と思いつつちょい長になってしまいました。これもまた、喜びの表れということで・・・( ˘ω˘ )


それではまた皆さまとお会いできますことを祈っております!


第2回の積読読書会は4月末開催です!

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